- Webライターの働き方が気になる
- Webライターになるにはどうしたらいいんだろう?
Webライターの仕事に興味がある方で、こうお考えの方もいるでしょう。
そこで今回はWebライターの仕事を2年以上やっている筆者が、Webライターについて以下のポイントを詳しく解説します。
本記事のポイント
- Webライターの概要(種類や年収・将来性)
- Webライターのメリット・デメリット
- Webライターに必要なもの
- Webライターに必要な能力
- Webライターになる流れ
- Webライターとして稼ぐためのノウハウ
本記事の執筆者
筆者はこれまで500本以上の記事を執筆してきて、現在は就活メディアのディレクション等も行っております。
いかにしてWebライターとしてステップアップしていくかも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
Webライターとは?
WEBライターとは、WEB上で企業や個人のサイトで記事を執筆する仕事です。
記事を一度作ると24時間毎日働いてくれるので、企業や個人の認知に非常に効果的です。
働く側からしても、いつでもどこでもPCとネット環境さえあれば仕事ができるため、近年人気が高まりつつある職種です。
Webライターの種類や年収・将来性
続いて、WEBライターの種類や年収や将来性などを解説していきます。
Webライターの種類
WEBライターの種類は主に以下のように分かれます。
- SEOライター
- セールスライター
- コピーライター
- 取材ライター
- PRライター
SEOライター
ブログやメディアでの記事執筆は通常SEOライターに当てはまります。
SEOとは
Googleの検索エンジンに最適化した施策のこと
あるKWで記事を書く際、他メディアと検索順位で争うことになるので、いかに上位表示させるかが重要
下記はGoogleサーチコンソールと呼ばれるツールなのですが、実際このように各KWが何位で何回表示され、何回クリックされたかが分かります。
逆にいうと順位が低い=記事が見られないに等しいので、上位表示できる記事を書くライターが評価される傾向にあります。
セールスライター
メルマガやLPなどで、モノ・サービスを売るためのライティングに特化したのがセールスライターです。
ブログなどで商品を紹介して販売することで紹介料を受け取るアフィリエイトも、このセールスライティングが必要とされます。
セールスライティング力が高い=売れる記事を書けるということで、もらえる単価も高い傾向にあります
クライアントが儲かるから、報酬も上げてもらえるという話ですね。
コピーライター
コピーライターとは、企業の広告などで使われるキャッチコピーを考える仕事です。
簡単に言えば、企業の伝えたいイメージを一言で表現するスキルのこと。
代表的なものは以下のとおり。
- お口の恋人(ロッテ)
- ひとの時を、想う(JT)
- インテル入ってる(インテル)
しかし広告を請け負う時だけでなく、記事の執筆でも使えます。
WEBライティングではコピーライティングを活かして、クリックされやすい記事タイトルにすることもできますよ。
取材ライター
取材ライターは文字通り、インタビューして記事を書く仕事です。
いかに相手の素を引き出し、言語化できるかが問われます。
その点、ライティングスキル+傾聴力が求められます。
PRライター
PRライターは企業活動のPR記事や、SNSのライティング、社内報などを請け負うライターです。
企業と良好な関係を築いた上で、企業の伝えたい意図を汲み取り、文章に落とし込む力が試されます。
Webライターの年収
フリーランス白書2019によると、WEBライター(翻訳や通訳なども含む)の年収の内訳は下記の通り。
年収 | 割合 |
1,000万円以上 | 5.5% |
800〜1,000万円 | 8.2% |
600〜800万円 | 21.5% |
200〜400万円 | 26.9% |
200万未満 | 32% |
未回答 | 1.8% |
とりわけ200-400万円、200-400万円の割合が多いです。
2021年のサラリーマンの平均年収は403万円ですが、手取りで言うと300~340万円です。
Webライターの将来性
WEBライターは将来性のある仕事です。
「AIに奪われる仕事」といくつかの仕事は言われますが、Webライターはクリエイティブな面があるため当てはまりません。
また、ライター自体の数は年々増加していますが、質の高いライターはまだまだ少ないです。
中でも良いライターは1〜2割という印象です
さらにnoteやBrainといったプラットフォームでの記事販売、YouTubeでのシナリオライティングなどなどライティングを活かせる職種の幅は今後も拡大していくでしょう。
ポイント
Webライターの将来性は十分にある。
ライターの数は増えているが、質の高いライターは少ないので実力がつけば仕事を取るのは難しくない。
またライティングを活かす仕事の幅が広がっているので、自分に合う仕事を見つけやすい。
Webライターの文字単価相場
WEBライターの報酬は、1文字あたり○円という形式がほとんどです。
報酬の例
- 文字単価1円で3,000文字書いた場合→3,000円の報酬
- 文字単価2円で3,000文字書いた場合→6,000円の報酬
上記の通りでたくさん書くより、文字単価を上げる方が報酬はグンと上がります。
文字単価の相場観
あくまで筆者の主観ですが、おおよそ文字単価の相場は下記の通りです。
レベル | 文字単価 |
初心者 | 0.3〜1円 |
中級者 | 1〜3円 |
上級者 | 3円以上 |
文字単価は実力だけでなく、専門性などジャンルによっても大きく異なります。
金融などは高い専門知識が必要、さらにはメディアが儲かりやすいジャンルということもあり、単価が高い傾向にあります。
下記でライタースクール「Writing Hacks」の講師を務める沖さんが稼げるジャンルを紹介しているので参考にしてみましょう。
初心者から最速で月収100万Webライターになる方法を図解しました😎 pic.twitter.com/YT10jzxJGj
— 沖ケイタ|ライター育成のプロ (@namakemono0309) December 2, 2022
Webライターをするメリット
Webライターをするメリットは以下のようなものがあります。
- いつでもどこでも稼げる
- Webマーケティングのスキルが身につく
- 仕事の幅が広がる
- 日常の文章や会話が上手くなる
いつでもどこでも働ける
最近は会社員でもリモートワークが普及していますが、通常は出社するのが当たり前ですよね。
一方、WebライターはPCとネット環境さえあれば、いつでもどこでも働けます。
自宅はもちろん、おしゃれなカフェやノマドワークなんて生活も可能です。
Webマーケティングのスキルが身につく
ライティングを仕事にして身につくのは、文章力だけではありません。
具体的には以下の能力が身に付きます。
Webライターで身につくスキル
- 文章力
- SEO (Googleで評価される記事を作るための施策)
- セールスライティング(何かを売るための文章力)
- コピーライティング(言葉で読者の行動を変えるスキル)
- 文章での営業力
- 言語化能力
これに加えて、ブログを始めれば、広告運用のスキルまで身に付きます。
仮にライターから異業種に転職するとなっても、非常に汎用性の高いスキルばかりですよ。
仕事の幅が広がる
ライティングスキルの下地があると、非常に仕事の幅が広がりやすいです。
例えば、こんな仕事ができる可能性が広がります。
- ブログ運営
- メルマガ執筆
- Lステップ運用
- シナリオライティング
- 書籍の出版
YouTubeの漫画解説動画などが流行っていますが、それもシナリオライティングを活かす仕事です。
このように幅広く活動の幅を広げれば、一気に会社員の給料を上回る可能性があるのは魅力ですね。
日常の文章や会話が上手くなる
Webライターというのは、読者が知りたい情報をいかに分かりやすく伝えるかが重要な仕事です。
日々、分かりやすく伝えようと研鑽しているので、日常で文章を書く際も筆がスラスラと動きます。
Webライターをするデメリット
一方でWebライターはこんなデメリットもあります。
- 稼げる人と稼げない人に分かれる
- 悪質なクライアントもいる
稼げる人と稼げない人に分かれる
フリーランス全般に当てはまることですが、会社員のように固定給ではなく、完全実力主義の世界です。
特にライターなりたての頃は仕事が取れないのが当たり前で、収入が10万を切るなんてこともザラにあります。
その期間をいかに耐えてステップアップする努力ができるかで成功の合否が分かれます。
悪質なクライアントもいる
Webライターは、自身に執筆を発注するクライアントがいて成り立つクライアントワークです。
あくまで業務委託契約なので対等な立場ですが、実際発注者側に権限を握られます。
ですから指示が的確で仕事がやりやすい相手もいれば、返事が遅い・指示が雑な相手もいます。
最悪の場合、仕事をしたのに報酬未払いになることもあるので要注意
Webライターに必要なもの・必要な手続き
必要なもの
Webライターをするためには、必ず下記のものを揃えておきましょう。
Webライターが揃えるべきもの
- 最低でもCPUがCore i5以上のPC (MacBook Air、WindowsならSurfaceがおすすめ)
- 外部ディスプレイ(LGの27インチモニターがおすすめ)
- Wi-Fi (GMOとくとくBBがおすすめ)
- GTRACINGなどのゲーミングチェア・あるいはSIHOOなどのデスクチェアがおすすめ
- ロジクールのトラックボールマウス
必要な手続き
Webライターで独立してフリーランスになる際は、非常にやることが多いです。
具体的にやるべきことは以下の通り。
ポイント
- 開業届の提出
- 青色申告承認申請書の提出
- 国民健康保険の手続き
- 国民年金の手続き
- 会計ソフトの導入
詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
Webライターに必要な能力
WEBライターに必要とされる能力は以下の通り。
ポイント
- 情報収集力と探究心
- 読者目線に立つ力
- 記事にオリジナリティをもたせる力
- 日々改善できる力
- 提案力
情報収集力と探究心
ライティングは「読者が知りたい情報を分かりやすく詳しく教える」仕事です。
読者目線に立つ力
ライティングでいう「分かりやすさ」とは読者から見た分かりやすさです。
例えば、プログラミングについて解説する場合。
HTMLやCSSという言葉が業界内での常識でも、それが入門者向けの記事なら、どういう意味か噛み砕く必要があるのです。
記事にオリジナリティをもたせる能力
同じKWで検索した時に表示される記事は、どうしても似通ってしまうものです。
その記事にしかない独自の情報を、自身の経験やリサーチから書き上げることが重要です。
日々改善できる力
ライティングはクライアントワークなので、日々発注者から修正の指示に従うのは日常茶飯事です。
その際、何度も同じ注意をされるライターがいますが、これは発注者からすると相当なストレスです。
指摘されたミスを改善できない人は、言うまでもなく良いライターにはなれません。
提案力
全ての仕事に言えますが、言われたことをそのままやるのではなく、いかに相手の期待値を上回るアウトプットをするかが重要です。
例えばこんな感じです。
加えてこの情報も盛り込んだ方が検索意図を満たすと思いますがいかがでしょうか?
ちょっとした提案ですが、こういう貢献の積み重ねをしていけば自ずと信頼も文字単価も上がっていくでしょう。
未経験からWebライターになる流れ①学習
未経験からサイトを獲得するには、学習→サイト登録→応募→獲得といった順番です。
まずは、学習方法を見ていきましょう。
SEOライティングを学習
SEOライティングの学習手段は以下のものが挙げられます。
SEOライティングの学習手段
- 本で学習する
- Webサイトを活用
- ライターのサロンやスクールに通う
本で学習する
最低限買っておきたい本は以下の三つです。
最短でスキルアップすることですぐに回収できる価格です。
Webサイトを活用
最近ではブログやYouTubeでも無料である程度は学べます。
マナブログは分かりやすく細かく解説されており、初心者必見です
バズ部はちょっと難易度が上がりますが、こちらも必見です
YouTubeのおすすめはマナブさんとなかじさんです。
マナブさんは上述のマナブログの運営者でもあり、ブロガー界隈で非常に知名度の高いインフルエンサーです。
なかじさんはブログやWebライティングに特化したチャンネルを運営しています。
ABCサロンというオンラインサロンも運営されており、1つ1つの情報に説得力があります。
オンラインサロン
月額制のオンラインサロンもWebライターのスキルを学ぶ有効な選択肢です。
Webライターラボは登録がメルマガ経由となっているので、その点に注意。
いずれも記事の添削や、仕事の受注ができるなどライティングスキルをプロから学べる絶好の場なので、ぜひ調べてみてください。
オンラインスクール
最短で稼げるWebライターになるなら、オンラインスクールに入るのが最短です。
下記の記事で以下のスクール・講座を紹介しているので、気になる方はこちらもどうぞ。
- Web+
- シーライクス
- Writing Hacks
- YOSCA
- Udemy
未経験からWebライターになる流れ②サイト登録と応募
学習をしながら、サイト登録と応募も行っていきましょう。
クラウドソーシングに登録
クラウドソーシングに登録しておくことで、オンライン上での仕事の受発注が無料でできます。
最低限登録しておくべきは以下の通り。
特にクラウドワークスは案件数が多く、筆者もここから稼げるようになったのでおすすめです。
フリーランスエージェント活用
フリーランスは仕事をしながら、次の仕事も同時に探す必要がありますが、その同時並行は大変です。
そこでおすすめなのが、フリーランスエージェント。
フリーランスエージェントに登録するメリット
エージェントを使うと営業の手間がない上に、自分に合った案件の紹介や契約の手続きまでやってもらえます。
場合によっては福利厚生もあり、正社員とフリーランスのいいとこ取りのような働き方も可能です。
Webライター向けの案件のあるエージェントはこちらの3つです。
おすすめエージェント
登録は無料なので、後のことを考えて今すぐ登録しておきましょう。
Twitterで応募
Twitterでは度々、ライター募集の告知をしている方がいます。
ジャンル:リフォーム系
初稿納期:1月末
文字数:5,000
記事単価:6,000円毎月安定してお渡しできます。
質問や応募はDMで🙇♀️(返事は26,27日頃になるかも)
— ワタナベサヤカ|何でもWeb屋さん (@nochi_Arata) December 22, 2022
時には有名なインフルエンサーも募集しているので、彼らのノウハウを盗むチャンスが転がっています。
クラウドソーシングやエージェントだけでなく、時々SNSでも探してみましょう。
企業に直営業
返信率は低いですが、企業や個人ブログに対して直営業をするのも選択肢の1つです。
書きたいカテゴリーで、多くの記事を投稿しているメディアでライターを募集していないか探してみましょう。
Webライターとして稼げるようになるために
ライターとして稼ぐためのポイントは以下の6つです。
ポイント
- 継続依頼+単価交渉
- 他にできる仕事があるか聞く
- 高単価案件に挑戦
- SNSやメディアに直営業
- 求人サイト
- 自分のブログの収益化
下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
筆者の場合
僕の場合はクラウドワークス経由で月20万以上稼いでいますが、稼げるようになるまでやったことを下記に記載しているので、ぜひご覧ください。
>>ライター初心者がクラウドワークスで月20万円稼ぐまでにやったこと
プラスアルファ:フィールドを上流にする
稼げてきたら、より上流のステージへと移行していきましょう。
例えば、ディレクターとなってライターに仕事を振ったり、修正依頼を出したりする仕事です。
ディレクター募集の案件に応募するのが一般的ですが、ハードルは高くブログやWebライターで十分な収益を上げているなど説得力をもたせる実績が求められます。
Webライターであればブログはポートフォリオとしても使えるので、早い段階で立ち上げましょう。
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Webライターとして活動する際の注意点
Webライターとして活動する際は以下の点に注意しましょう。
- 複数の案件を受け持つ
- 応募文のフォーマットやプロフィールは作り込む
- ジャンル選びには注意
複数の案件を受け持つ
フリーランスにはよくあることですが、いきなり契約を切られるのは日常茶飯事です。
一つのクライアントのみから仕事をもらっていて、何かしらの理由で契約が解除になると収入が0になります。
リスクを分散させるために、最低3~5つくらいの案件を抱えましょう。
応募時のフォーマットやプロフィールは作り込む
筆者は応募も発注もしているので、よく分かりますが、応募文が雑な方が非常に多いです。
読みにくい応募文やコピペしたような文は即座に落とされます。
発注している側としてアドバイスはただ一つ、相手が欲している情報を全て提供しましょう。
クラウドワークスで応募する際の応募文の作り方を具体的に書いているので参考にしてください。
ジャンル選びには注意
記事のジャンル選びですが、以下のポイントを意識して選びましょう。
ジャンル選びのポイント
- 自身の経歴や趣味が活きる分野か
- 単価が高い傾向にある分野か
例えばサッカー選手がサッカーの記事を書けるとなると、選手ならではの深い情報が盛り込めますよね。
このように自身の経験が活かせる分野だと記事の質も高くなりやく、単価も上がりやすいです。
ジャンルによって単価は全く異なる
ジャンルによって単価の相場が全く異なる点にも要注意です。
特に書くのが難しい専門分野の記事や、収益が上がりやすいジャンルの単価が高いです。
初心者から最速で月収100万Webライターになる方法を図解しました😎 pic.twitter.com/YT10jzxJGj
— 沖ケイタ|ライター育成のプロ (@namakemono0309) December 2, 2022
安いジャンルを選んでしまうと単価を上げるのが難しいこともあるので迷ったら単価の高いジャンルにしましょう。
WEBライターのなり方のまとめ
今回はWEBライターのなり方について解説してきました。
いつでもどこでも働けることから人気の職種ではありますが、日々インプットと改善をしていかないと稼げるようにはなりません。
こちらの記事ではクラウドワークスでライターが最短で稼ぐためのロードマップを解説しているので、ぜひご覧ください。